学生・求職者の皆様へ企業インタビュー
所定外労働時間の削減

宇治市株式会社ナンゴー

【社員のワーク&ライフバランスの両⽴が会社の成⻑の原動⼒】

⾦属部品の切削加⼯や治具、省⼒化機械の設計製作を⾏っている株式会社ナンゴーは、社員一人ひとりのワーク&ライフバランスの実現をめざして、時間外労働の削減や有給休暇取得促進を進めています。

2018 11 ⽉には、厚⽣労働省の「グッドキャリア企業アワード」イノベーション賞を、 2020 3 ⽉には、経済産業省の「環境⼈づくり企業⼤賞」優秀賞を受賞するなど、⼈材育成や職場環境づくりにおいて第三者機関から⾼い評価が。

社員の⾃律的なキャリア形成を⾒据えた職場環境改善の取組みについて、営業部支援チームの奥野さんにお話を伺いました。

 

 

時間外労働の削減のための業務負担の平準化

今回の⾏動宣⾔に⾄った背景には、社員の時間外労働時間が増えている状態を解消したいという思いからでした。

⾦属の切削加⼯の作業は、3チームに分かれて⾏いますが、忙しいチームとそうでないチームとで、作業量にムラが出てくることが少なくありません。

職場環境の改善を進める上で、まず、このムラを⾒える化して共有することが必要ではないかという声が上がりました。

そこで、独⾃の⽣産管理システムである「 NC-Navi 」に、各チームの状況をモニターで⼀元的に閲覧できる機能を追加し、チームの仕事量を、同じ画⾯で⽐較できるようになりました。

これによって、仕事量に応じて作業の分担を調整することが可能になりましたが、仕事量を平準化するには、各チームの技術力を揃える必要がありますし、そうした調整を「お互い様」として助け合える雰囲気があることも重要です。

 

NC-Naviで作業する様子

 

仕事量に応じて作業を調整できる職場環境

社員の技術⼒の底上げにも、 NC-Navi が活用されたとのこと。「 NC-Navi には、様々な加⼯技術のデータや不良品発生の際の原因に関する情報などが蓄積されているので、⽣産部⾨の全社員が必要な加⼯技術の情報を確認して作業するこが可能です。また、競合他社に負けないよう、加⼯技術の向上と共有・継承を⽬的としてチームごとの技術研修を週に1回、全体会議を⽉に1回実施しています。

加えて、社外のさまざまなセミナーに参加してスキルアップができる環境づくりを進めています。」(奥野さん)

様々な加⼯技術を⾝につけた多能⼯型の社員が増えると、作業が分担しやすくなるので、生産性が向上するだけでなく、有給休暇も取りやすい状況になってきているとのこと。

また、社内の協⼒体制強化の取組みも進めています。

社員がリレー式で更新している「ナンゴーブログ」、仕事や勤務中の対応といった様々な⾯で助けてもらった社員にカードで感謝の気持ちを伝える「サンクスカード」制度などで、社員間の⾵通しは実に良好だとか。

チームの枠を超えて作業を割り振って助け合いやすくなったことで、作業を平準化できるようになり、 2018 年・ 2019 年は 1.75 ⽇だった有給休暇取得⽇数が 2020 2 ⽉の時点で 8 ⽇と⼤幅に増加。

「有給休暇は公私のメリハリをつけるためにむしろ取るべき」というイメージが社員にしっかり浸透してきているようです。

 

サンクスカード

 

⼥性社員増加の可能性を⾒据えてワーク&ライフバランスの推進を強化

製造業は男性の職場というイメージから脱却し、⼥性⽬線でのものづくりという視点も踏まえて、⽣産部⾨に⼥性社員を増やしていくことを計画中とのこと。「⼥性社員が増えてきたら、社内にプレイルームがあるといいのではないかといったアイデアもあるんです。対象社員がいないので育休復帰後の具体的な改善案はまだありませんが、⼦育てする社員が働きやすい職場環境づくりには意欲的に取り組みたいです」(奥野さん)

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