学生・求職者の皆様へ企業インタビュー
男性の育児休業等に関する支援

京都市サンシード株式会社

【IoTを活用して競争力を維持しながら従業員のワークライフバランスを推進】

射出成形を中心としたプラスチック製品の企画・開発・製造を行っているサンシード株式会社(旧名称:サンプラスチックス株式会社)は、従業員が公私ともに充実した生活ができるよう、製造部門の作業工程を自動化するなど、働きやすい職場環境づくりを進めています。

製造業に持たれがちな3Kのイメージを払拭し、働きやすい職場環境の整備を通して従業員のワークライフバランスを向上していくための取組について、桃井秀幸社長と経営企画部の垣見様、業務課の小西様にお話を伺いました。

物流倉庫の作業工程を自動化することで、夜間勤務を削減

1957年の創業以来、事業拡大に伴って工場の狭小化が課題となり、「町工場から開発型企業へ」という長期事業計画のもと、2013年に最先端技術を開発する企業が集う、けいはんな学研都市に本社を移転しました。従来から、24時間稼働している製造ラインに滞りなく対応するため、物流倉庫の作業を夜間も継続していましたが、昨今の労働人口の減少により夜間勤務を行う人材が思うように確保できない状況が続いていたことから、「夜間勤務自体をなくしていく」という方針を立て、物流倉庫の自動化=スマートファクトリー化に着手したのだそうです。

「それまでの『夜勤をこなしてくれる人』を採用するためにはどうすればよいかという考えから、『夜勤をしなくてもいい工場をつくるために必要な人材』を採用する方針に転換しました」(桃井社長)

2013年から2021年までの9年間で、工学系を中心とした大学生を45人採用。最先端の物流倉庫自動化システムの開発を担当する人材を積極的に採用する一方で、夜勤の新規採用は控えるようになり、夜間勤務に従事する従業員は、この9年間で半減し現在は10名を切るところまで進んでいます。

「製造業における働き方改革とは、イノベーションの創出とそのイノベーションを起こすための人員を雇うこと。ものづくりの手法を変えて効率化していくということです。ものづくりに対する喜びや達成感も大切にした上で、生産性向上を少しだけ先に進めながら働き方改革を進めていきたいと考えています」(桃井社長)

男性社員の育休制度取得を推進し従業員のワークライフバランスを改善

社内では産休や育休の取得も当たり前になりつつあります。現在女性社員2名が産休を取得中であるほか、男性社員の育休取得実績も増加。取締役営業部長が2ヶ月の長期育休を取得するなど、役員が率先して男性社員でも育休を取得しやすい雰囲気づくりを進めているのだとか。

「妻の第二子出産時に一週間育休を取得しました。新型コロナウイルスの影響で長女の保育園が家庭保育推奨となったため、預けることができなくなったのですが、仕事は会社に任せて家庭の方に時間を割くことができて非常に助かりました」(小西様)

有給休暇の増加や在宅勤務制度の導入検討でフレキシブルな働き方を模索

2009年から着手している働き方改革において、夜勤勤務の削減と並行して進めているのが休日日数の増加です。2009年当時は年間休日が105日でしたが、交代で休めるようシフトを調整する形を導入し、2022年には120日まで増やす予定です。さらに在宅勤務制度の拡充やフレックスタイム制の導入も今後視野に入れ、時間や場所にとらわれない働き方を進めていきたいと考えています。

「現在、非製造部門に関しては在宅勤務制度がありますが、スマートファクトリー化を推進していく中で、今後、製造部門の従業員も在宅勤務できるよう整備していく予定です。フレックスタイム制に関しては、まずは勤務時間を1時間前倒しにするなど現場の状況に合わせてフレキシブルに運用していこうと考えています」(垣見様)

「スマートファクトリー化は、いわば製造現場の従事者が在宅勤務できる仕組みです。製造業におけるイノベーションに挑戦し続け、定着させていくことで、在宅勤務やフレックスタイム制など、製造現場においてもフレキシブルな働き方を提供できるということを示していきたいですね」(桃井社長)

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