学生・求職者の皆様へ企業インタビュー
育休からの復帰を支援する取組

京都市すみや亀峰菴

【支え合う組織風土で子育て中でも安心して働ける職場環境づくりを促進】

京都の奥座敷と呼ばれる静かな山間にある湯の花温泉で旅館を営む株式会社すみや亀峰菴は、従業員が特技ややりたいことを生かしたおもてなしを提供しており、子育て中でも働き続けられる仕組みづくりを推進しています。従業員の事情に合わせて柔軟に働き方を選択できる職場環境をめざした取り組みについて、大石様にお話を伺いました。

育児休暇からスムーズに復帰できるよう柔軟に対応

2022年3月現在までに、4名の女性従業員が産休育休を取得しています。うち1名は退職しましたが、1名は現在2人目の出産による育休を取得中で今年4月に復帰予定、残り2名はすでに復帰しました。当面取得予定の男性従業員はおりませんが、今後希望が出てきた時のために取得しやすいような雰囲気づくりに努めているのだそうです。

「女性従業員が順番に取得してきていますから、社内で具体的な課題があったわけではありませんが、流れとして男性従業員も取得しやすいようあらかじめ準備をしておこうという意図です。もともと女性が働きやすく活躍できる業界ですので、出産し育児をしていても働き続けられるような環境は引き続きつくっていきたいですね」(大石様)

ある女性従業員が結婚を機に以前よりも遠い場所に転居したことから取り入れたのが短時間正社員制度です。仕事と育児を両立できる働き方を選べるようにという目的で新たに導入しました。通常の勤務時間よりも終業時間を繰り上げて、保育園のお迎えなどがしやすいよう配慮しています。

「子どもの年齢などの利用条件はあえて設けず、その時の状況に応じて話し合いながら対応している感じですね。何かと世話に手がかかる年齢の子どもがいても働き続けることができて助かるという声がありました」(大石様)

悩みを気軽に相談できる体制づくり

従業員が働きやすい職場環境づくりの中で特にユニークな取り組みが、相談窓口の設置です。育児や出産、休暇に入る際の引継ぎ、復帰などに関する悩みについて、社内の育児経験者や育休取得経験者に相談できるというもの。出産や育児をしながら仕事も続けていきたいという従業員からの声に応えて、窓口と言っても堅苦しいものではなく、思いついた時に気軽に相談しやすいイメージで進めているのだそうです。

「私も子育て経験がありますので分かりますが、相談できるようで実はなかなかできなかったりします。十数年前に初めて従業員が育休を取った時はこういうシステムがありませんでしたから、おそらく悩みを抱えたまま仕事をしていたと思います。会社としても人材を確保しておきたいですから、安心して休みを取ってスムーズに復帰してもらえるよういろんな相談ができる場をつくってはどうかという思いでしたね」(大石様)

有給休暇も繁忙期を除けば比較的取得しやすい雰囲気なのだとか。シフト制で勤務しているため、旅館の利用や予約の状況を見ながら取れる時に取るという臨機応変な対応をしています。 

心のこもったおもてなしのためのブラッシュアップ体制も充実

非日常を楽しみに来るお客様のために、四季折々の料理や室(しつ)礼(らい)といったおもてなしをする意識を常に持つよう従業員に徹底。従業員がそれぞれ得意なことを生かして企画するものも多いそうですが、おもてなしの基本となるスキルの習得は空き時間を見ながら随時進めているのだとか。

「社長が自ら講師となって従業員に教えることが多いですね。新入社員が入った時にお花の講習会を開いたり、お茶の手ほどきをしたりしています。働き続けるほどこうしたおもてなしの技術は磨いていけますから、子育て中でも安心して働ける職場環境への改善は日々続けていきたいと思っています」(大石様)

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