学生・求職者の皆様へ企業インタビュー
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従業員の奨学金返済を支援

京都市宗教法人西光寺太秦保育園

【風通しのいい職場づくりで職員の働く意欲を向上】

「ひとりひとりを大切に」という保育目標を掲げて保育園の運営を⾏っている宗教法人西光寺太秦保育園は、職員についても、ひとりひとりの状況に合わせた働きやすい職場づくりに力を入れています。奨学金返済支援制度は京都府の補助事業が開始された平成29年から導入し、現在9名の職員に対して支援を行っています。

職員同士が自然に協力し合う雰囲気の下で導入した奨学金返済制度の効果や、職員が働きやすい職場づくりの取組について、木村副園長と返済支援の対象者であるS様、M様にお話を伺いました。

支援によって手取り収入を増やし仕事に集中できる環境を

奨学金返済支援制度の導入以前から奨学金を利用している新卒職員が増えてきており、近年は入職してくる新卒職員の約半数を占める状況になっていました。若手の保育士にとって奨学金を月々返済していくのは大変なのではないか、何かサポートする方法はないかと情報を集めていたところ、京都府実施の補助事業がスタートすることを知り、平成29年から支援を始めたのだそうです。

「経験年数が浅いうちはリーダー手当なども付かず、手取り額が上がりにくいですから、奨学金を自力で返済していくのは本人にとって大きな負担です。園が奨学金の返済支援をすることで少しでも楽になってくれたらという思いで続けています」(木村副園長)

給与に占める手当の金額の割合が大きいだけに、職員にとっても魅力ある支援になっているようです。

「就職活動中にいただいたパンフレットで奨学金返済のサポートがあるということを知り、印象に残っていました。私は毎月の返済額が高めですから、園に返済の一部を負担していただけることにとても感謝していますし、仕事を頑張ろうという気持ちになれますね」(S様)

「若手の頃は給与も低いですし、育児中で何かとお金がかかりますから、支援制度があるのはとても助かっています。頑張って仕事を続けていきたいです」(M様)

太秦保育園では、地方から京都の学校に進学した学生がそのまま京都で就職しやすい状況をつくりたいという思いから、一人暮らしの職員に対して家賃補助も行っています。奨学金返済支援制度とあわせて、個人の状況に応じてこうした支援を続けてきた結果、制度を導入する前と比べて人材の定着率が高まってきているのだそうです。

休みやすく復帰しやすい各種制度を整備

すでに定着している産休育休制度をはじめ、育休復帰支援制度や時間単位で取得できる有給休暇など、出産から子育てまでの期間中、職員の状況に合わせてさまざまな働き方ができる環境づくりを進めています。子どもが小学校に上がるまで取得できる看護休暇は、第一子の場合で最大5日間、第二子がいる場合で最大10日間を有給で追加取得できるように整備し、子育てに優しい職場環境をめざしているのだとか。

「お子さんの参観日や保育園のお迎えなど、1日休むのではなく数時間で済む用事はいろいろありますから、時間単位で有給休暇を取れるようにしました。仕事を抜ける職員がいても全体でカバーできるよう、普段から職員数に余裕を持たせて業務を回しています」(木村副園長)

育休から復帰する職員だけでなく、一度退職し復職するケースも珍しくありません。復職時の給与は、経験年数に見合った水準からスタート。第二子、第三子を出産後に非常勤となり、パート職員として半日勤務になり、子どもが大きくなったらフルタイム勤務に戻るといったようにその時々の状況に合わせて働き方を選択できます。

「子どもの進学・進級や町内会の役員などいろいろありますから、働き方は一律というわけにはいきません。キャリアをどんどん積み上げて毎年フルタイムで頑張っていくというイメージではなく、ライフステージに合わせて調節しながら長く働き続けてもらいたいですね」(木村副園長)

意見を出し合え、お互いに寄り添える風通しのいい雰囲気づくりに注力

職員のスキルアップを図るため、京都市保育士会や京都市保育園連盟主催の研修への参加や、先輩保育士から実地指導を受けられる複数担任制などの教育環境を整えています。さらに職員のメンタルヘルス面でのサポートにも配慮しているのだとか。

「最近は保護者の意識が変わってきていますから、それを理解しながら保育するには柔軟性や忍耐力が必要です。でも、我慢ばかりしていると精神的に耐えられませんので、モチベーションを維持できるように、面談などで悩みを相談してもらうことで本音の部分を少しずつ汲み取りながら、サポートできる状況を作っていきたいですね。働くことは楽しいなと思ってもらいたいですから」(木村副園長)

また、園全体が風通しのいい雰囲気になる点にも注力しているそうです。

「幅広い年代の先生がいて考えの違いも当然ありますから、全員が意見を出して率直に話し合えるような雰囲気をつくるように努めています。話し合うことで解決の道筋が見えたり、少しずつ理解し合えたりできる職場なら、ずっと働きたいと感じてもらえるでしょう。どんな年代にもそれなりの悩みがあるので、誰かの問題を一緒に考えられる、寄り添ってみんなで支え合うことができる、そんなことが自然に行える雰囲気づくりに今後も取り組みたいです」(木村副園長)

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